クレクレ星人の独り言「偶然」80
ジム・プリマス
午前中に買い物に行った。本当のことを言えば八幡神社に行って、大祓の言葉を奏上してやろうと思っていたのだが、不穏な雰囲気を感じた。
悪霊というかマイナスの波動を集約して感覚を狂わせて、事故を誘発したり、集合想念を送って、悪い雰囲気を周到に用意して、トラブルに巻き込もうとしたりするのが、魔の眷属の常套手段なので、そういう雰囲気を感じたら、それを上手く避けなければならない。
これは統合失調症の僕の妄想か異常感覚と言えるかもしれない。しかしそういう感覚を日常的に感じる身としては、そういうのは避けるようになる。神意に近づく行為をしようとすると、魔の眷属の抵抗も大きくなる。
大祓の言葉を奏上する代わりに、家の庭で、夏至点の少し前の時間に、八拍子を打ち、日拝をした。恐らく酔狂な雷公は、魔の眷属が僕に直接、手出しをしようとすると、雷を落とす気満々らしく、天候は熱雷の様相を呈していた。しかし、思いあがり過ぎの僕に待ち受けていたのは、100ボルトの電撃だった。
コンセント周りが湿っているのをマメにふき取っていなかった、そこを踏んづけて、足先で火花が弾けた。僕の不精の因果応報だったが、雷公のげんこつが落ちてきたと僕は思っている。このような妄想に耽りながら生きているのが僕の日常だ。
偶然のようで、後で考えてみると偶然ではないような気がする。歳を取ればとるほど、偶然というのは、あまり多くないと感じる。