独り言6.20
zenyama太郎

○「一生」
今日もまた一日
今日もまた一日

齢を重ねていく

○「安眠」
ぐっすり眠れた朝は
何かいいことが
ありそうな気がする

○「駐車場」
今駐車場が一番怖い!
眼のよく見えない年寄りがハンドル握っている
耳のよく聞こえない年寄りがハンドル握っている
こすりキズのある車が横に停まっている

○「宇宙人」
宇宙人が
人間の形をしている
というのは
いかにも人間的な発想だ

○「あいさつ」
登山道で
「おはようございます」と言えば
「おはようございます」と必ず返ってくる
日本人もまだ捨てたもんじゃない

○「格言」
「奢る平家は久しからず」
トランプさんいつまでもつかなあ!

○「草千里」
草千里というから来てみたら
草一里や
そこから九州百名山の烏帽子岳に登る
真夏のような暑さのうえに無風
草千里に風吹かず
急坂を汗をかきながらゆっくりゆっくり登る
年寄りもたまにはきついこともしないと
衰えていくばかりだ
後ろから山ガールが登ってくるので
休むふりして待っていた
近くに来たので声をかけたら
男の声だった!
草千里に風吹かず


自由詩 独り言6.20 Copyright zenyama太郎 2025-06-20 07:12:39
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