祝日
栗栖真理亜
柔らかな微かな香りが鼻を掠めたら
少しずつ少しずつ
君を過去の記憶から消していこう
共に過ごし
苦さも優しさも初めて知った想い出を
君はもう僕とは違う道を歩んでいく
新しい道を
静かな緩やかな風が僕の頬を撫でたら
少しずつ少しずつ
君を忘れていこう
寂しい夢を抱きながら
僕は独り歩んでいこう
自由詩
祝日
Copyright
栗栖真理亜
2025-06-06 05:59:21
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