Every Breaking Wave
ひだかたけし

時を迎ふる浜辺に佇み 、

 息する脳髄の気の出入りに
  微妙な音響輪郭の手触り
   時と交わりいく魂の波音
  遠い過去から打ち寄せて
 ぐるり未来未知から響き来る

 射し込む光の次第に溢れ
  瞑目繰り返すこと幾千回

 時と肉の狭間に留まりながら、

死を迎ふる浜辺に立ち .

寄せる毎に砕ける幾千もの波を凝視す




自由詩 Every Breaking Wave Copyright ひだかたけし 2025-05-27 18:38:46
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