あなたへ
レタス
この空のもと
一輪の花が咲いている
それはあなたのようで
五月の風に揺れながら
美しい声で歌っていた
出逢ったことが不思議で
わたしは日々あなたの文字を追い
あなたは日々わたしを追いかけてくれる
出逢ってからどれくらい経ったのだろう
あなたに逢いたい
いや 逢わないでいようか
どうしよう
次第に想いが募ってくる
あなたのことをもっと知りたい
日々どうしているのか
何処にいるのか
どうしているのか
わたしはちっとも知らないでいる
ほんの少しだけの奇跡は夜になるとやって来る
珍しい出逢いは
不思議 不可思議 摩可不思議