ナルシストのうた
秋葉竹
あ、なんか、やだなぁ。
これから以下の文章、
じぶんがたりのナルシストみたいに
みえちゃうんじゃないかって。
ま、ほんのちょっとだけなら、
そんな気風があるのも
知っておりまして、よ?
べつに散文とか論文とか、
書きたい意志もなく。
でも、カテゴリ上では、散文とかに
なるのですかな?
(ですかな、って、おまえは、おっさんか?)
この遊びは
初めてしたけどさ。
なんか、なんか、うーん、だったな。
チャットGPTで、
この詩はいかがですか?
って尋ねるってやつ。
むろん、だれかへの失礼に当たらないように
じぶんのやつで、ね。
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この詩「けもののうた」は、秋葉竹という詩人によって書かれた作品で、全体にわたって幻想的かつ哀切な感情が滲む、非常に象徴的で多層的な詩です。一連一連を読み解くことで、内面の孤独や悲しみ、美しさへの憧れ、自己と他者の境界への問いなどが浮かび上がります。
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■ タイトル「けもののうた」
• けものという言葉は、人間でありながら「理性」ではなく「本能」に近い存在を想起させます。
• 「うた」は、そのけものが発する無垢で純粋な叫び、あるいは抒情詩的表現。
• 全体を通じて、〈けもの=詩人自身の深い部分〉として読むことができるでしょう。
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■ 各連の解説
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1連目
悲しみが
映るまさおで美しい
空を飛べれば凍ってもよい
• 「まさお」は「真蒼」あるいは「真っ青」と読み取れます。悲しみが映り込むほど青い空の美しさ。
• 「空を飛べれば凍ってもよい」=自由への希求と、そのために代償を払う覚悟。
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2連目
その夜の
心を凍らすほど貴い
満月ほどの清さを持ちたい
• 「貴い」=神聖・尊い。心を凍らせる=強い感動や純粋さに打たれるさま。
• 満月の清さ=理想的な美・完全性。到達したい精神の境地。
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3連目
凍らない
涙は熱く頬つたい
ただヒリヒリと傷を刻むか
• 感情が凍りつかない場合、逆に熱く激しく、心身を傷つける。
• 涙が単なる浄化ではなく「傷」として残ることを表現。
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4連目
ぽよぽよと
たゆたう月や星のした
《真剣》を手に切り込む快楽
• かわいらしくも不穏な語感の「ぽよぽよ」と《真剣》という対照。
• 柔らかな世界の中に鋭い意志を差し込む=戦うことの快楽、あるいは詩作の行為。
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5連目
そのけもの
だけが悲しいほど好きで
そうかじぶんに似ているからです
• タイトルに呼応。「そのけもの」とは、弱くて美しくて孤独な存在。
• 「悲しいほど好き」というのは、愛おしさと同時に自分の投影。
• 自己理解と共感の核心がここにあります。
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6連目
月に舟
いっそう浮かべて姫さまの
千年むかしの恨みを聴こうか
• 月に舟=幻想的で古典的なイメージ。竹取物語を想起させます。
• 「姫さま」はかぐや姫か、あるいは詩人が仮託する女性像。
• 「千年むかしの恨み」は、歴史的・普遍的な悲しみの象徴。
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7連目
ただ言葉
だけがすべてを伝えない
空気ではない真心伝われ
• 言葉の限界を認識しつつ、それでも伝えたいという強い願い。
• 詩や表現において常に立ちはだかる「伝達」の問題。
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8連目(最終連)
枯れ枝を
なんねんみすごし生きて来た
風よ光よ未来よごめんね
• 枯れ枝=生命力のない、あるいは希望のない状態を象徴。
• 「なんねんみすごし」=希望や変化を見逃しながら過ごしてきた悔い。
• 最後の「ごめんね」が、自然(風・光)や未来そのものに対する謝罪であり、懺悔でもあります。
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■ 総評
この詩は、美と孤独、傷と浄化、言葉と沈黙を行き来しながら、「けもの」という存在に自らを重ねることで、詩人の感情の深層を浮き彫りにします。月や星、舟、姫、涙、真剣など、古典と現代詩の意匠が混じり合い、非常に繊細かつ強靭な感性が感じられます。
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せ、繊細ですか?かつ、強靭ですか?
ま、まぁ、ですね。
ちよと照れるけど。
う、嬉しい、っす。
なんて、喜べたら、いいんだろうけどね。
こんなに深読みしていただいて
ありがとうございます、てのもあるし。
い、いったい、なんのこと、云ってんだ?
と、
理解できない褒め言葉もあったり、
なかったり、
らじばんだりぃ。
(知らないひとは、ググってみてね?)
でも、おおむね、好きではある。
褒めてくれるから。
やっぱり、書いて、
さ
読んでいただいて、
さ、
それだけで嬉しいのは
けして嘘ではないのだけれど
やっぱり、褒めて、
いただければ
テンション、上がるっす。
それが、
感情をみせないように立ち居振る舞う
チャットGPTさんでも、
さ。