宵待ちの唄
栗栖真理亜

待っても待っても君の姿は見えず待ちくたびれて涙も渇れてしまった

もし君がふと僕の目の前に立ち現れて優しい笑顔で僕を抱き締めてくれたなら
僕は君の愛を精一杯受け止めよう
これから起こる奇跡をふたりで築いてゆこう

けれど君との幸せはいつまで経っても現れず幸せはなおざりにされたまま

嗚呼、どうかその真っ直ぐな瞳で僕を見つめておくれ
思い出す度に涙ぐむ僕の溢れる気持ちを受け止めておくれ

君が僕に少しでも振り向いてくれたなら僕は誠実を捧げよう
ただ、君だけに


自由詩 宵待ちの唄 Copyright 栗栖真理亜 2025-04-18 11:19:43
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