傷心
レタス

ぼくはなんという大馬鹿ものなんだろう
話はみなぼくのわがままばかりで
きみを深く傷つけた
欲しいものを正直に欲しいと言わず
何より大切なきみを失った
歳の差を気にして戸惑い嘘をついた
もっときみを知りたかった
もっとぼくを知って欲しかった
幸福の女神には後ろ髪が無いという
チャンスは二度と来ないだろう
ぼくに出来るのはいつまでも祈り続けること
朝な夕なに祈りを捧ぐ
きみのために
ぼくのために


自由詩 傷心 Copyright レタス 2025-04-11 15:50:11
notebook Home