精神病棟 北棟
043BLUE


2階からボクが覗いている
こちらを見ている

あれは
確かにボクだ

ボクは思っているに
違いない

君は異常だ

平然と嘘を重ねている
平静を装っている



3階から君が覗いている
こちらを見ている

あれは
確かに君だ

君は異常だ

平然とボクの嘘に
付き合っている



ああ
世界は異常だ

地球は
平静を装って
今日も
回っている



そして
今日も

空は嘘嘘しい
青色だ

この地球という
精神病棟の回廊を
グルグル回る



隔離された
純粋

あれが
確かに
ボクであったなら、


自由詩 精神病棟 北棟 Copyright 043BLUE 2005-05-28 06:13:37
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