道化師のメロディ
栗栖真理亜

届かない声に耳を澄ませてごらん
どんなにか細く周りの騒音にかき消されそうでも
ほら、聞こえるだろう?

キリキリ痛むココロが僕の瞳から涙を溢れさせて
奇妙な音色を奏でるんだ
決して届かぬラブソング
何唱節も重なり合う哀しみのリズムを
慈しみの数だけ傷付いて遠慮と後悔の数だけ内気になる

ねぇ?君にとって僕はどうでもいい存在だから
そんなこと歯牙にもかけないだろうけど
僕は哀しみのあまり眼もくらむような思いなんだ
どんなに叫んだって結局のところ、君にはどうでもいいことなんだろうけど

あぁ、こんな胸の内
なにもかも吹き飛ばして
皆みたいに笑っていられたらいいのに
こんなに苦しむぐらいなら
きみのこと忘れてしまえたらいいのに

神様はイジワルでどんな願いも叶えてくれやしない
変に期待しては落ち込んで
またツラい夜明けとともに1日が始まる

一体どうしたら僕のココロは救われるんだろう?
それともこのまま生き地獄のような人生を
もがきながら生き続けるのかな
僕の望むことは決して叶えっこないのに・・・

あぁ、こんな僕に君は顔を背けて
もう決してココロを開いてはくれなくなるだろうね
むしろ、そのほうがいいのかもね
お互いの為には

恋をすること
誰かをココロから愛することが
こんなにも辛いこととは思わなかった

ひとりぼっちの恋は寂しい
君がいなきゃ
君が隣にいてくれなきゃ
僕はどうしようもなくなってしまうんだ

さぁ、道化師の奏でるメロディに耳を傾けてごらん
きっと、君の胸にも響くものがあるさ
哀れな道化師の一幕を

君のために奏でるよ
僕の儚き夢幻を


自由詩 道化師のメロディ Copyright 栗栖真理亜 2025-04-02 15:01:26
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