六ちょう
林 理仁

みさかいなく
こぶしが笑っている
僕は笑ってないけれど

なのになぜヒトラー

最後の晩餐は
文学と自作の文章

そんなに
楽しそうに笑うから
僕もそうなりたくて
好きだったわけで
そうじゃないなら嫌いだよ

僕のことを愛する人は
いませんでした

僕は愛するしかないね
ならば
でも案外愛されてた不思議

僕をなめてたから最近は別に
あなたたちも幸せになれば?
そんな具合です

牛乳を飲みながら 六ちょうめで


自由詩 六ちょう Copyright 林 理仁 2025-04-02 10:47:59
notebook Home