迷い路
レタス

琥珀の水を飲み
紫煙を漂いながら想いを馳せる
数十年の迷路を未だに彷徨いながら
素粒子が固まった肩を抱き締めた
言葉を失ってからどれくらい経つだろう
答えが見つからない迷路の壁は高く聳え
視覚を失い明日を占い歩いてきた
漆黒に閉ざされ夢を見ることもなくなった
遠い記憶をたどっては
あてのない地図をなぞり
何処へゆくのかさえわからないでいる
明日という言葉だけを飲み込んで
胸の鼓動を確かめる
それは何時ものことで
あてにはならない
せめて青いはがきは来ないかと
暗闇にポストを探している
多分生きている証明が欲しくて
時々ポツリとたたずみ
朝焼けを待っているのだ


自由詩 迷い路 Copyright レタス 2025-04-01 22:58:55
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