カップタワー
唐草フウ


体温を摩耗した少しずつ違う服
対人に摩擦したヒダと整合するひだ
ときにぴたっと嵌りつつ

春に忘れて
ねつにうなされ
風のじゅうたんに浮かされ
斜線の人差し指にいちげき

さくらのスタンプを押したい
よく頑張りましたねと

羽をたたんで眠ったら
裸眼の明日をまた積んでいく
くずれても積んでいく











自由詩 カップタワー Copyright 唐草フウ 2025-03-22 00:09:54
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