たそがれ
本田憲嵩

夕景、
日ようび、
電信塔は、
今日、という休日を、
あるいは、平日の日々を経た、
この一週間、
を、ほぼ締めくくるように、
この赤い夕陽のなか、
きわめて、
黒い、
きわめてシンプルな、
一枚の、
影絵、
と、
なっている、
あるいは、
おそらくは、さほど変わり映えしない、
単調な日々、
を、
また迎え入れるために、
きっと必要な、
ほんのひとときの、
ほんの一息の、
翳り、
みたいな、


だれそかれ、だれそかれ、



自由詩 たそがれ Copyright 本田憲嵩 2025-03-21 23:11:47
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