瞑目一刻
ひだかたけし
ひたりきる
ひきもきらず
ひかりのなみ
なんという巨きな
うねりひかり 、
ひたすらに
ひたりて
ひかりのなみに
いなくなりはじめる
このわたし
次第に 、
外と内の境の
無くなり
白い光の波の
輝き増し
うねりのなかに
入っていく
波打つ白銀に
入り込む
静かさの巨大
今に只在るのみ
感じる
浄福のみ
取り零すもの
何一つなく
巨きな何ものかへ
波打つ
捧げ尽くす想い
波打つ
この肉身の中で生かされて居る私、
この肉身から出ていこうとして居る
深い夜明けの 瞑目一刻 、