きみに
レタス
ぼくたちは紅い満月を指差し
何処までも遠い空に咲こうと囁いた
きみの瞳は珠玉のように煌めいて
今までたどった刹那さがゆっくりと溶けてゆく
前世から求めていたきみの肩を抱き
これから果てしない錦を織ろうとぼくは言った
柔らかなきみの頬笑みが欲しくて堪らない
愛よりも深い縁で結ばれるのなら
この
生命
(
いのち
)
さえ投げ出せる
胸の鼓動を拳で叩き覚悟を決めた
どんなに遠くいてもきみだけは忘れない
いつまでも いつまでも いつまでも
自由詩
きみに
Copyright
レタス
2025-03-15 21:07:01
縦