詩想、透き抜けて寄る
ひだかたけし
明日死ぬかのように生き
永遠に生きるかのように学び*
靭やか研ぎ澄まされていきながら
分け入りても分け入りても青い山**なほ抱え 、
自らに柏手打って肉身に基づき肉身を置き
魔と魔の狭間で常にバランスを保ちつつ
白銀輝く頂きへ伸び生く思考のライン、
〉自分自身を創出スル自己ノ直観への途〈
瞑目の意識の視界に辿りいけば、
自ら精神として透き抜けて 、
誕生と墓場の垣根を越え
内なる普きヒカリの大洋の
灼熱溢るるイノチの一滴に寄る
*マハトマ・ガンジーの言葉「明日死ぬかのように生き、永遠に生きるかのように学びなさい」より
**「分け入つても分け入つても青い山」山頭火『草木塔』より