短歌になりたくてなれなかったゾンビのような/言葉の/死骸たち或いは/詩になり損ねた/死ぬに死ねない/...
TAT







短歌には
ルールがあって
季語があり
正しい模範的な書き方があると

どっかのバカがゆってる









おお酒よ
酒よ
酒よ酒よ
酒よ
酒よ
酒よ
酒よ
酒よ
酒よ

この俺の脆弱な内臓と引き換えに
俺の肝臓ととりかへばやに
今夜だけ俺に黄金を見せてみろ
今夜だけ俺を
黄金の頃の俺に戻してみせろ

なあ酒よ

搾り取るだけ絞り取っただろ?

既に俺から賭け金を













おお荒野

砂漠が井戸を

隠してるのと同じように

井戸は地下鉄を庇ってるんだろうか

銀河鉄道のように美しく走る

無尽蔵な銀色の鉄道を

井戸はその水脈のなかに匿ってるんだろうか
















やぁスナフキン



夕闇は


夜明けと何かが違うのか








あの朝焼けは


夕焼けと何か意味が違うのか?








同じような色彩で

同じような光量で

同じような角度なのに











違う別の物なのか?










万が一
違うとして












学も財も無い俺もそれを認識し


共有しなければ







何か罰でも受けるんだろうか?











































































炎を見ろ
炎を見ろ
炎を見ろ
炎を見ろ


そして靴下を脱げ


裸足で炎を飛び越えろ











木の床に五指を支えろ














親指で力を受けて

人差し指が方向を定め

中指が力を蓄え

薬指の長姉は勤め先で恋に落ちる
 
小指は
パチパチと燃え続ける炎に怯えている





その刹那




猫の引っ掻き傷のように




南から西に今



流れてった流星はなんだ













ローレライ
あれは銀河だ


ローレライ
あれが勇者だ













































自由詩 短歌になりたくてなれなかったゾンビのような/言葉の/死骸たち或いは/詩になり損ねた/死ぬに死ねない/... Copyright TAT 2025-03-08 19:01:26
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