紅茶猫

砂遊びのあとの
誰かの
足跡に踏まれて
散らばるコトバのかけらたち
やがて芽を出すのか
生れたて
二葉の色をしている

欠けた珈琲カップ
転がる
誰かの
忘れもの
危ないから
片付ける
砂が一杯で
重たい珈琲カップ





自由詩Copyright 紅茶猫 2025-02-17 21:58:20
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