自分と一日

街が目覚める頃
電車に詰め込まれ
肩が触れ合う
一瞬の繋がり
それぞれが抱える
一日の憂鬱や希望
窓の外には
刻々と変わるビル群
プラットホームに
爆破したみたいに
飛び出す
それぞれの一日
似ているようで
全く違う人生
自分しか生きられない
今を握りしめて
聳え立つビルに
チキンレースを挑み
ギリギリを生きる


自由詩 自分と一日 Copyright  2025-02-12 18:32:30
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