「クレクレ星人の独り言 21」
ジム・プリマス
大作家の村上春樹氏が随筆か何かで、文章の書き方について解説していたと思うが、氏が解説していた、文豪レイモンド・チャンドラーの文章の書き方を、僕は真似している。
原稿の最初にパート番号を入れて、後は文章が思い浮かぶまで只管、待つという書き方だ。
他の文にも書いたが、僕も緻密にプロットを組んで書くようなことをしない。文章が浮ぶままに任せるという書き方をしている。後は登場人物が文章の中で勝手に喋って、勝手に動いてくれる。それに任せているということだ。
感想を書いてくれた読者に、キャラクターが弱いからキャラクターを作りこめと言われたが、失礼になるかも知れないが、そんなことをするつもりはない。というかそんなことは出来ないというのが正直なところだ。
この頃は、登場人物が、自由に動いてくれないようになってきている気がする。物語が行き詰まっているという事なのかも知れない。
コーヒーが切れた。コーヒーを入れてきてから、続きを書くとしよう。
インスタントだけどコーヒーは美味しいな。コーヒーと煙草がないと文章は書けない。
以前は文章を書くためには体力が必要だと思っていたが、インスピレーションに従って文章を書いているこの頃は、書いても疲れることが余りなくなってきた。
いつまでこの状態が続くか分からないがこの調子で、物語を綴って行ければいいと思っている。