独り言12.27
zenyama太郎

○「指紋」
指紋は同じものは二つとないという
そして一生変わらないという
ほんとうだろうか?
ほんとうだとすれば
指紋は神がつけた識別番号だろうか
僕たち人間が生きている間の行動は
この識別番号によってすべて記録される
そして最後の審判で裁かれる


○「盗み」
盗みは非合法な富の再配分だろうか

○「スポーツ」
毎日スポーツ放送で盛り上がっているが
これは平和だからこそである
これを忘れてはいけない
勝ち負けの前にまず感謝である

○「個性時代」
個性の時代だというのに
髪型は簾髪
成人式は振り袖姿
就活はリクルートスーツ
みんなとちがっていい

○「愛とセックス」
愛とセックスを混同してはいけない
愛とセックスはまったく別物である
愛がなくてもセックスはできる
セックスがなくても愛することはできる
セックスは排泄に似て
ためると苦しくなり出すと快感を得られる

○「答え」
学校時代は必ず答えが見つかっていたが
社会に出たら答えがなかなか見つからない

○「熟年離婚」
昔は「骨まで骨まで愛してほしいのよ」という歌が
大ヒットしたが
今は骨になる前に別れてしまう











自由詩 独り言12.27 Copyright zenyama太郎 2024-12-27 10:45:26
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