ロバとぼく
Kj

ぼくはずっとロバと一緒にくらしていました

その子は優しい目をしていて

いつもぼくのおなかに鼻をくっつけて眠るのでした

ぼくらは仲良しでした

ぼくがさびしいときロバは

ぼくのあたまをなでてくれました

ロバがさびしいときぼくは

ロバのおでこにキスをしてあげました

なんどか花が咲き なんどか冬がすぎ

なんどか夏がきて なんどか花が散りました

たくさんの時間がすぎて

ぼくらは はなればなれにならなければ

いけなくなりました

ロバは泣きそうなかおで 僕のあたまをなでました

ぼくは泣きそうなかおで ロバのおでこにキスをしました

ありがとう

きみに会えてよかった

ぼくらは笑って

そっと さよならをしました


自由詩 ロバとぼく Copyright Kj 2005-05-24 22:05:12
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