れもんれもん
森田拓也

色紅葉色付けばもう散りいそぐ

木の実落ち団栗らしき音色かな

手水にて紅葉も色も掬ひけり

吸ひ物に小舟のごとく柚子浮かぶ

アホしてた青春遠く青蜜柑

失恋しずっとレモンを見てた夜

松茸をひと晩飾る机かな

指先でつまむ淋しさ赤とんぼ

墓参り「そっちはどう?」って声かける

逃すまで蟷螂淋しかざす鎌

焼き秋刀魚ひと口づつに酢橘かな



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反省文:最近なんか無意味に取り憑かれたように俳句を詠んでます。夢にも松尾芭蕉さんとか出てきまして…。自分でも大丈夫かなって思ってるんですけど…。まあ、大丈夫じゃなくても俳句は詠みますけど。最近、連投してどうもすいません。ごめんなさい。 


俳句 れもんれもん Copyright 森田拓也 2024-10-08 05:28:50
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