※五行歌 六首「闇があっての光」
こしごえ

蜩の歌声
何万年昔のそれと
何万年後のそれは
変わらない歌声だろうか
愛の歌の

 ※ 蜩=ひぐらし。別名、かなかな。



濃い影を
つくる光は光か
光とは
導く存在ではなかろうか
闇があっての光



私のこころに住んでいる
闇と光は
仲良しだけど
たまにケンカもするよ
お互いさまなんだ



扇風機の
風に
救われる
夏の日々
命の恩機



林の陰で
涼む
大昔の人が
したように?
目をつむり



手を
合わせてから
草むしりをした
ごめんね そして
ありがとうさま


自由詩 ※五行歌 六首「闇があっての光」 Copyright こしごえ 2024-08-04 12:54:15
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