半年
秋葉竹






粉雪の午前1時の初詣ではぐれないよう握りしめる手

猫が泣く白昼3時の縁側で百日紅の木をみている如月

雨が降る午前5時半3月の春は名のみの不在のくらやみ

桜舞う午前6時の散歩道死ぬまでキライと云う四月馬鹿

耳元で午後3時半五月晴れ幸せだって真顔で囁く

すきとおる風が胸まで吹き抜けて午前5時半六月ようよう






短歌 半年 Copyright 秋葉竹 2024-05-16 20:36:30
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