北行
秋葉竹

 

宇宙の果てまで 鴉を追って
君と白夜を みてみたい

白んだ街に ひとけもないし
静かにしても 目立つキス

わたしがあなたを 初めて弾いた
午前3時の 紅布団

軽めに漏らす 嬉しい声を
笑いながらも 抱く枕

虹が出る朝 ギターを弾いて
そっと朝寝の 邪魔をする

オレとオマエは ふたりでひとつ
恋人つなぎで 逃避行




────────────────────────────────
ちなみに北行は東行へのオマージュ作です


自由詩 北行 Copyright 秋葉竹 2024-05-12 05:53:07
notebook Home