ポカリ、と
まるで金づちで脳天やったくらいの
陽気な金曜日だ

現実がたとえゴミだらけの砂漠でも
他人なんかどうでもいいしいつでも死ねると思えば
芯にぽかぽかした柔らかな微笑みが生まれる

仕事を終えて
強烈に甘いミルクティーのアテに
ファンシーなキャラクターの鈴カステラ食べてる


※


希望を持つことは
魚のいない池で釣りをする楽しみ
生きる事に意味がないから糸を垂らす

居心地のいい場所を求めているうちに
誰も来ないもう飽きたこの池だけにいる

日常を食いつぶしている
まあいんじゃね

とにかくこの頑張れない日々は
星の巡りのせいなので自分は全く悪くない

やることやったのに飽くことのない欲望だ
陽だまりに干して弛緩させている…

夕方
寄ってくる野良猫が
無常の悲しみを連れてくる


※


生きてることが苦しい
やりたくない事と持て余す暇を交互に暮らす
変化の只中にだけいる虚構の楽しみを頼りに
落差で苦しみをごまかす日々

生きる事はみっともなくて恥ずかしい
今死ねば惨めだ

世間の隅っこに座る