あした
レタス

きみの純潔は
透明な水晶のようで
とても傷つきやすかった

ぼくという毒薬を飲み込んでは
嘔吐を繰り返し
それでもぼくに優しさをくれた

十五年という歳月は白色矮星よりも重い

風呂で流した毒は紅黒く濁っていた

明日からは
きみをやわらな真綿でくるみ

大切に 大切に守ってゆく


自由詩 あした Copyright レタス 2024-04-08 21:23:47
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