毎日に夜があること
ねことら
どのような一日にも正しく夜が訪れること、真新しい傷にも沈黙の色が塗られていくこと、手続きを終えることなくありのままに申し送りをしていく、例えられた光、覚えたままの足取り、省略や反復はしなやかに君の線をつよくするから、窓は窓の一つ一つを繰り返して、日々は日々の間に間に定められた接続を完了していく、生命のような明滅、言葉、テーブル、日記帳、ペンと観葉植物、マグネットとタペストリー、この部屋は広くて狭くて、わたしたちはどの部屋から出てどの部屋に帰るだろう、あらゆる部屋にあらゆる夜があること、どのような一日にも正しく夜が訪れることを、祈るように、