狂歌 悟空掌天乱舞
鯖詰缶太郎

そりゃ そんなに
連続していたら
どれか ひとつくらいは
密室殺人じゃない時だってあるわ

「相撲をとって
負けた方が
  真犯人な。」

と、言われ
対戦相手が
四股を 踏むか 踏まないか
くらいのとこで 目が覚めた

なんだ 夢かよ
ぜんぜん 負ける気しなかったから
かかってこいよってなもんだったけどよ
夢じゃあ 仕方ねえな
なんでえ なんでえ
てやんでえ べらんめえ

バイト先に行く途中の橋の上

弁慶があらわれた と、臨時ニュース

店長に事情を説明

牛若丸は四天王たちと
ドーバー海峡横断中

との事だから
しばらく バイトはお休みです。

しかし
昼間から 呑むビールは
背徳 血管 にじませて
俺は 鳥葬にあこがれる
ハナタレみたいさ

「その気になりゃ
俺が牛若丸やっても
いいんだけどなあ」

まあ まあ
たわごと ほざくのに
銭は いらねえですから。



自由詩 狂歌 悟空掌天乱舞 Copyright 鯖詰缶太郎 2024-03-21 22:38:57
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