独り言3.21
ホカチャン

○「わからないなあ!」
宮沢賢治の童話 わからないなあ!
童話なんだけど わからないなあ!
まあ何十年も一緒にいる女房の心も
わからないんだから
天才の心などわかるはずがないか!

○「命がけ」
首相は命がけで政治をやる
といっていたが
詩も命がけで書いている人がいる
詩の公開選考会で一等に選ばれなかった人が
俺は命がけで書いている
もっとしっかり読めよ
できなければ選考委員やめろよ
などと怒鳴った
説得力もあったがちょっと恐かった

○「わからない」
昔の人たちは
わからないことはわからないで
すましていたように思う
智に働けば角が立つなどといって
しかし今の人たちは一般的に
わかろうとする意識が
大分強くなってきているのではないだろうか
わからないことはとてもストレスになるというか
耐えられないというか
詩もわからないが
人の心はもっとわからない
わからなくてもつきあっていくということが
難しくなってきているのではないか
わからないという題で
わからないことを書いてしまった!









自由詩 独り言3.21 Copyright ホカチャン 2024-03-21 09:21:58
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