スニーカー
46U

お気に入りのコンバース
とうとう底が抜けちゃったな
くるぶしがぬるりとつめたくて
出来たての靴擦れを二月の風が撫でて過ぎる
お気に入りのスニーカー
ぼろぼろになっても一緒に歩いて行きたかった
血の染みがついた君を朝の陽の光にあてて
一匙の塩とともに紙袋に封じてバイバイ
なんでこんなに好きだったんだろう
思い出せないくらい 一緒に歩きたかったんだ


自由詩 スニーカー Copyright 46U 2024-02-20 17:01:13
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