夜の散歩道
番田 

川べりの道を歩きながら
ここにいることを確かめる
ここを僕は歩いているということを
そして車の音だけがしている


川べりの道を歩きながら
魚の跳ねる音がすると 僕は すぐに 
そこを見る
僕は故郷にある沼を感じ取る


どこに行くのだろうと
走り抜けていく電車に
思い出を そこで 
誰に語ることもなく


自由詩 夜の散歩道 Copyright 番田  2024-01-18 01:46:39
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