腰掛けて、苔の上
あらい

祖のヘコみ、ナカダカく突き上げては
星月夜をつむぎ、乱れ鳴らし、欠いた穴に

穏やかな腐葉土を外した碑が囃子

さかずきを褥にふるい、ふるまわされたり
など、つぶさなちぶた、蹴躓いた宝剣事

またたぐとき、なくしたものだから
小さく有涯ウガイた咎よ酷く
月まで届く ささめきごと 彩している

なぜか翳をダブらせ
あちこちに明るい道ばかり描く
瀬を踏んで、魅せて、また憎たらしく

浄玻璃鏡に、あれは――月

うたた寝をはじめた朝露を、呑み、実を酌んで
どれだけの年月をそこに、恣意たのか
なだらかにながされて いきた、なにもかも


自由詩 腰掛けて、苔の上 Copyright あらい 2023-12-10 20:32:11
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