五行歌、晩のうた
ひだかたけし

あゝこのまま死ぬのかもな
此の肉の魂の苦の境位に至り、
ひたすら光 眼差し
闘う必要無し
と。


内深く鳴るものに
向けらるる思考の力、
この硬直する肉の苦に
くっきり浮き立つ
フシギ 感じ入る。


まだ未だ耐えられる、
オノレというモノ
凝視し
肉の滅びに
新た生きる境域を。


自由詩 五行歌、晩のうた Copyright ひだかたけし 2023-10-29 21:43:47
notebook Home 戻る  過去 未来