投げる
花形新次

あの水平線に向かって
自称詩人をぶん投げてやりたい
室伏が投げるハンマーのように
美しい弧を描いて
太陽とともに水平線に沈むところが見たい

地球一周して
また此処に戻って来たら
その時は
もう自称詩人ではなくなっているはずだ


自由詩 投げる Copyright 花形新次 2023-10-26 21:16:04
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