『いのちのかたち』
武下愛

ふりこにふれるたびに。このおもいでもちかいうちに。うけつがれていくのかな。ってなっていく。たかなるのはなんですか?



もしてつくられたもぞうひんであっても。わたしたちのあかしとしてのこる。いみはすべてにあって。つたえるためのことばでつたえたいこと。なだらかさでつたえたい。むしょくとうめいのえきたいだから。すべてがながれてしまうようで。つながってる。



いしとしてあるのであれば。すなつぶになったすべて。だきしめてるようでだきしめられてる。もっとみつめていく。りゅうしのもとにはげんそになっていくわけだけど。はじめてみたときにきめてしまうことが。おもみをもって。ふかしていく。



めぐりつづけるわけではなくじゅんかんのなかでもなく。いまにはいましかなく、かこにはかこしかなく。みらいにはみらいしかない?



ためらわないで。そのまますすむのならわすれずに。ぬまにどこまでつかっても。しろいきをはきつづけるんだ。くべつでいたい。いたいよ。



せいとしは、つながってるのだけど、せんはとおくからみればてんでしかないのかなっておもう?もしそうだとしたら、うでのなかでねむるしんぞくのことはなんなんだろうって、げんしょのそらをおもった。うちゅうがふくらむさまをおもってる。



くらべられないおりもののいちぶに。ぶっしつとしてあるすべてのことが。むすびついて。いる。うしなわれてしまわないように。ごかんがあるんだよ。ってえいえいつないでって。いきます。


自由詩 『いのちのかたち』 Copyright 武下愛 2023-08-21 16:59:32
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