詩想6
ひだかたけし

この大地に地球に
地面にシッカリ足を付け

天国を地獄を
この世界裏表
認め識る、

「現実感覚がひたすら観る行為のなかへ消える」*1
(受動性から能動性へ、そうすればソレ 受動的訪れワキタチ
あるものあるもの名を剥離し顕れ)

あるもの在るものと為り

その過程で渦中に、

飄々と冷たく熱く醒めて

“落ちてゆく墜ちてゆく
彼女は何度も何度でも
私を呼び 呼び戻す“*2













*1ヘーゲル『エレウシス』より 

*2 BEATLES 『夢の人(I'VE JUST SEEN A FACE)』より意訳


自由詩 詩想6 Copyright ひだかたけし 2023-08-18 19:30:01
notebook Home 戻る