雨にうたれ、晴れた心に。
天使
雨の中。降り続く雨の中。
僕は、一人悲しみでぬれていた。
涙なのか・・・もう分からない。
雨なのか・・・もう分からない。
雨は、僕に同情してくれる。一緒に泣いてくれるような・・・・。
上を向くと、小さな粒から、大きな粒まで、僕の体へと流れてゆく。
雨にあたると、なぜか。
悲しみも、苦しみも。
いやなことも、すべてみんな・・・消えていくようで。
この雨の水に・・・すべて流れてゆく。
雨にあたれば、あとは晴れた心になっていった。
自由詩
雨にうたれ、晴れた心に。
Copyright
天使
2005-05-13 20:13:25