五月の風
奥畑 梨奈枝

気付かないようにしてきたが、
確かに主人あるじ自分わたしであった。

としたら、
すぐに仕事に戻るのでしょうか?

否。

寝間着のまま夏に向けて冬のキセルを取り寄せ、
朝の海でも吹くでしょう。


自由詩 五月の風 Copyright 奥畑 梨奈枝 2023-05-13 22:09:47
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