肉塊と空、魂と天
ひだかたけし

輝く白雲の峰、
光の横溢

青い青い天空、
石の苦痛

はらはら降る
じんじん滲む

病んだ肉体から、
解き放たれる心

どこまでもどこまでも
青い青い広がりに
脈打つ心臓かかえ
荒い息を継ぎながら、

歯軋りの音、脳髄に響き

光の山脈に、心奪われ
引き裂かれる己、爆発する太陽に

蓋をされた真っ暗な流れ
ひょっこり顔出し
夜の予感に地下の水脈、
熱い塊となり天空を貫く

呑み込む闇、
充ち溢れる光と交錯し

肉塊と空、魂と天

私は 焦がれ耐え、

巨大に波打つ肉と魂の
狭間に佇み意識を保つ



迫る夕闇に静まり密か、

青い光の響き 追い















自由詩 肉塊と空、魂と天 Copyright ひだかたけし 2022-12-18 17:20:22
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