解体する朝
ひだかたけし
夜底のしずかさ、感じた昨夜
解体していく雨、冬の冷え
降ったり止んだり、繰り返し
脳髄の苦痛は朝から、鋭く
引き摺られる意識、この肉の体
耐えては努める、今日一日
夜底のしずかさ 思いに沈め、
降ったり止んだり 雨の街、
遠い記憶を内に秘め、
人、独り独り 通りすぎる
自由詩
解体する朝
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ひだかたけし
2022-12-13 10:59:29
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