夕焼け
砂木
なじまずに 赤は 錆びる
焼けて 触れられぬ やすらぎ
いいわけのような 暖かい 風
うつけた雲 てん てん てんつき
投げだされても 守る 思い詰めた大地に
立つ事だけが 心のすべて それだけであっても
からかうように
揺れる 影
閉じた まつげのような
夜 までに ゆく
自由詩
夕焼け
Copyright
砂木
2005-05-06 07:21:25