旅人の靴
ミナト 螢

先の尖った靴で
星を踏めたら
砂時計が
永遠に終わらない
そんな夜

少しだけ
誰かの愛を
長く感じている

最終回のドラマみたいに
抱き合うために
生まれたエピソードが

幾つも落ちてる
街の中で

ひとりでも
寂しさとすれ違うから
歩こう

靴の重さは
悩みより軽い


自由詩 旅人の靴 Copyright ミナト 螢 2022-09-03 19:22:57
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