自称詩人的人間の犯行
花形新次

中身は何にもないのだ
何の能力もない
だけど何者かになりたいと思って
足掻いている
何者にもなれないのに
踏ん切りがつかない
気付いたら
職にもあぶれ
家族もなく
たった一人の世界で
生きる羽目になった
あとは、首を括る以外ないのだが
最後に何かしら生きた証を残そうとする
クソのような人生の証を!
その結果
大変な迷惑を掛けて
クソ人生に終止符を打つことになる
そんな自称詩人的人間を
世の中から撲滅しないと
悲劇はなくならないのだ


自由詩 自称詩人的人間の犯行 Copyright 花形新次 2022-07-09 10:09:07
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