海求む
坂本瞳子
海を夢に見る
何度目だろうか
今年だけでも
心が海を求める
大海原を
静かに寄せてくる波を
ただただ眺めていたい
それだけで満たされるから
ほかになにも変えられない
心の充足を求めて
たまにどうしても
海が欲しい
自由詩
海求む
Copyright
坂本瞳子
2022-07-02 10:31:12