「五月六日、雑記」
ジム・プリマス
紙巻タバコのシケモクと電子タバコを交互に吸っている。
電子タバコに切り替えてから一年も経たないのに電子タバコの吸引器を三回も買い替えた。発煙コイルが焼き切れる前に吸引器本体の電池がダメになってしまうからだ。
電気クラゲ(ハーマン・カードンのPCスピーカー)から流れてくるクラッシックを聴きながら、パソコンの画面とにらめっこをして、あてもなく言葉が浮かんでくるのを待っている。
近所のスーパーで分けてもらった製氷機の氷を砂糖入りのインスタントコーヒーに入れて飲む。食品を冷やすための氷だけど飲用にドシドシ使っている。
これじゃ現状のレポートだな。そう思いつつ浮かんだ言葉を半ば惰性で打ち込んでいる。
今年も五月に入ったのに天候不順でまだまだ寒い。部屋の中は荒れ果てて地獄化している。俺がゆく地獄には冷えたコーラとタバコはあるのかな?ふと、そんなことを考えた。
文無しでジリ貧、どう考えても今がどん底だ。喫煙にかかる費用以外は全部、切り詰めている。金が無いので昼飯は抜くことがほとんどだ。どうしても我慢できない時だけ、おにぎりせんべいか、二割引の売れ残った菓子パンを自転車に乗って近所のスーパーで買ってくる。お陰で体重が十四キロ減った。喜んでいいものか複雑な気持ちだ。
今日は半額で八本入りの、同じ菓子パンが二つあったので、それを買ってきた。偶にはそんな事もある。詩を書くつもりだったけど、雑記になってしまった。稀にこんな時もある。