灰になるまで
ミナト 螢
一日が終わる頃
捨てられたレシートみたいに
何かを残して
皺を刻む人生が良い
僕が選んだレシートは
君のプレゼントを買った
渡せないまま
色褪せてしまう
いつになったら
ページをめくるの
物語は既に
終わっているというのに
この気持ちは
まだ始まったばかり
自由詩
灰になるまで
Copyright
ミナト 螢
2022-01-13 18:23:54