コートの詩
ミナト 螢
買ったばかりのコート
古着だから
少し大きくても諦めた
体はもう育たない
鏡はまだ遠くにある
急がずに歩く人のために
ポケットは深く
あなたも同じように
悩んだのだろうか
その重さで生きること
肩に付く髪が
ハネてしまうこと
自由詩
コートの詩
Copyright
ミナト 螢
2022-01-11 20:44:45